路地裏で育った少女セリカは、ある日「聖女」として灯環を継ぎ、国を守る役目を負う。聖女の「嬉しさ」が国を守るという独創的な設定を、路地裏育ちの主人公の視点から繊細に描いた秀作です。豪奢な献立より、冷めたパンや串焼きが心を満たす理由が丁寧に示され、幸福とは何かを静かに問いかけてきます。冒頭3話だけを拝読した上での感想ですが、独特の余韻のある物語に引き込まれます。