HELMETという便利な技術から、人間の記憶や創造性、道具と精神の関係へと発想が飛躍していく展開が見事です。身近な違和感が壮大なテーマへつながる構成に引き込まれました。創作とは何か、自分の思考とは何かを問いかけるSFとして、読後も深く考えさせられる作品です。