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  • 企画へのご寄稿、ありがとうございます。
    これぞ歴史もの!というど真ん中の歴史ものを書き下ろしでいただけてとても嬉しいです。

    恥ずかしながら「獲麟絶筆」という言葉をこの作品で初めて知りました。読みながら調べていたのですが、孔子の嘆きも武帝の白麟も下敷きに史実があると知り、二度驚きました。

    同じ一頭の(あるいは同じ伝説の?)獣が、時代ごとに絶望の象徴になり、権力の道具になり、最後は見世物のキリンにすり替わる、ということですよね。

    お話が進むたびに人間の側だけが騒がしくなっていくのが皮肉ぽかったですし、締めの一文で三つの時代が並ぶ感じが気持ちよかったです。当の獣はただ草を食べて生きていただけ、というのもまた。

    奇形のノロジカという解釈は、行成さんご自身の推理なのでしょうか、それとも実際にそういう説があるのか。それと Gemini と共著とありますが、史実の調査と執筆をどんなふうに分担されたのか、興味は尽きません。

    素敵な作品をありがとうございました!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    本編にも書いたのですが、司馬遷の『史記』で始皇帝の地下帝国が実際には誇張でもなかったように、他の伝説と思われるものも実存するのではという考えで、麒麟が実在したらというところから始めました。麒麟が実在すればそれは何か? また近代現代でも存在するのでは? Geminiに史書での麒麟の逸話を探させ、また近代現代でも麒麟の姿に近いものを探せました。史書からは孔子の『春秋』に司馬遷の『史記』の逸話よりノロジカが一番それらしく、近代現代ではユニコーン・ディアと言われる角が一つに癒着した鹿の存在を確認しました。またGeminiは明代のキリンが麒麟と見なされた逸話を見つけたので、後は私の方で時とエピソードを追う形で一本の話にまとめました。