平民の少年シュドーは、大魔導士を夢見て修行を続ける凡人。だが幼馴染メルティは“大異変”をきっかけに半獣人の少年から、圧倒的な魔力を宿す美女へと変貌し、世界の期待を一身に背負う存在になってしまう。才能の差が残酷なほど開いていく中で、それでも夢を諦めないシュドーの泥臭い足掻きが胸を打つ。貴族しか魔法を使えない世界で、凡人がどう抗い、どう成長し、天才の隣に立とうとするのか。魔法の“気持ち”を信じて進む少年の物語が熱い。
幼馴染が突然、チート級の天才になった。普通なら「じゃあ俺も覚醒して追いつきます」になるところを、この作品の主人公、ずっと凡人のままなのがいい。隣にいるのは才能に愛された女の子。こっちは地道に魔法を覚えて、失敗して、怒られて、それでも大魔導士を諦めない。才能の差って、結構残酷なんですよね。だからこそ、シュドーが一歩進むたびに「よし!」ってなる。派手な俺TUEEEより、こういう泥臭い主人公のほうが応援したくなる。王道って、結局こういうのでいいんだよ。
ファンタジーの王道を行く物語で今後が楽しみですね。少しずつ読ませていただきます。