脚本形式は読みなれていない私ですが、内容はややダークさもあってとても濃い話だと思いました!フロム系……とまでいかないですが歴史的な内容でもあり、仁王とか好きな人は良いかもしれません!
阿明がお粥を持ち帰る理由を聞いた時から、どうかこの子だけは、と祈るように読んでいました。父親が助けを求めたところで安心したぶん、後がつらいです。刃の「また、間に合わなかった」が重くて、強い人が来てくれたから大丈夫とは思えなくなりました。それでも、子供の背を支える時雨や、世話を焼く蓮のそばにはいたくなります。戦う姿より、誰かを気にかける手が忘れられません。阿明には、自分のお粥を食べてほしかったです。
明治時代の独特な空気感や登場人物たちが丁寧に描かれており、その中での葛藤や守りたいという気持ちを深く感じました。続く展開も楽しみにしています!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(267文字)
西南戦争で敗北した薩摩隼人の刃は、守りたい者を守ることもできず失意のうちに沖縄行きの船に乗る。しかし嵐により流れ着いたのは荒廃した清国。そこで刃は様々な人と出会い、助けられ、新たな守りたいもののために戦う…。脚本形式でありながら、普通の小説のようにテンポよく読め、疾走感のある激しい戦闘描写で気分よくチェストできます。気持ちよくチェストしたい方に是非おススメ!