花の都パリは、肉を貪り奪われた惨殺死体八体の血と恐怖とに染められていた。作家マルク・ロベールはこの大事件を小説に昇華せしめんと、友人の女性画家ジャンヌ・デュパンに相談する。会話がすすめば、歴史の裏に隠され、葬られた禁断の魔書とその著者の系譜をさかのぼり――。探求の果ての闇に、思いがけない恐怖が目をひからせて牙を剥く、獣性のロマンティック・ホラーストーリー。
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