この作品に登場する主人公たちが、不思議なレストランで目覚めるところから物語は始まる。そのレストランは、死者を誘う不思議な場所。後悔させるわけでも、断罪するわけでも、救うわけでもない。ただ、食事を通して人生と向き合い、何を得て、何を失い、何を想ったのかが綴られていく。そして――最後のデザートを選ぶ時には……。人間の生と死、富と愛情、善と悪などさまざまなテーマを、さまざまなフィルターを通して考えさせてくれる作品だ。
短い文章で、長い余韻が残る、素晴らしい作品でした。ありがとうございます。