第五話 着眼 1



第五話 着眼


目を覚ますと梓の姿は、なかった。

10:52……デザインオフィスを移動させてからだんだんと公私の区別を付けられなくなった。

起きたい時に起きてやりたい時に仕事をして寝たい時に寝るといういい加減な暮らしが身に就き……この時間が遅いのか……早いのか……それさえ分からない。

梓も初めのうちこそ、文句を言っていたが、改まらない……やがて……益々、自堕落。最近は文句も言わない……ただ……今日は遅すぎた……

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