アッシリア帝国。オリエントを初めて統一したことでも有名な、歴史に名を残す強大な帝国。本作の主人公(語り手)は、その首都・ニネヴェの神殿に仕える娘です。娘は女神(像)に日々の出来事を話しかけます。今日はこんなことがあった、家族がこんなことになった、街の外にこんなものが見えた。しかし、その報告の内容は次第に……。ポップなあらすじ(?)からは想像できない、胸に迫る物語。歴史がモチーフではありますが、とても読みやすく、心に残る素晴らしい作品です。まだ動悸がしています。