これを書いているのは、審査員賞を受賞されたからというのもありますが、99パーセントは個人的に書きたいからです。
文通を通して距離が縮まっていくお話。デジタルの時代で紙をあえて使うなんて素敵ー! お互いに正体を隠したままの文通なんて憧れですね……。わたしだけかもしれませんけど。最終的に実際に会おうという流れになり、正体を明かしますが、その流れも好きです。主人公の気になっていた相手が文通の相手とイコールだった、なんてそれはもう……‼ キーアイテムとして栞が出てくるのですが、物語の中での栞の役割も見事でした! そして後日談があるのですが、それも良きです。先生のキャラが好き。なんだかんだ言って二人を応援してる先生も含めてのこの作品! 少ない文字数の中、わたしが求めていたものがぎゅっと詰まっている気がして、本当に好きです。無駄がなくて最後まで楽しかったです!
素敵な作品に出会わせてくれてありがとうございました! これからの活動に光あることを、心より願っています。頑張りましょう!(締めの言葉はそれかい)
応援していまーす!!
人の優しさと愛に満ちた作品でした。
主人公の結城尚には、楽しみがあった。今までは好きな授業だけを楽しみに学校に通っていたが、今では放課後、図書館に通うことも楽しみになっていた。
この日も尚は図書室司書の早瀬先生に挨拶をして、本棚にある『平中物語』を手にする。ページをパラパラめくっていくと、最後のページに新しいメモが入っていた。
その内容は、名前を隠している尚に対する手紙だった。そう、尚は放課後、名前も知らない相手と文通をすることを楽しみにしていたのだ。
それからしばらく、名前を隠しながら、二人は文通を続けるのだが——といったお話です。
非常に面白かったです…! 高校生のリアルな学校生活や絡み合う感情がめちゃくちゃ上手に書かれていて、キャラクターに感情移入しました。
また、名前も知らない相手との文通、というシチュエーションにちゃんとした意味が込められていて、読んでいて納得しました。
最初から最後まで、雰囲気がとても温かく、常に眩しい青春や穏やかな学校生活の様子を感じ取れます。読後感も、非常によかったです。
文章力も商業作品のように高いので、普段はネットの小説を読まない方でも、しっかりと最後まで読み切ることができると思います。
高校生の青春が眩しい小説でした。とてもおすすめです。ぜひ、ぜひご一読ください!