「私には才能がない」
そんな言葉を、才能の有無という物差しごと覆してしまう、哲学的で力強い一作です。
魚と水、人と大地、鍵と鍵穴。
能力そのものに優劣があるのではなく、それが生きる時と場所に出会ったとき、初めて「才能」と呼ばれるものになる。
独特の言葉遊びと鋭い思索をたどるうちに、才能を探すのではなく、自分と対をなす舞台を探せばよいのだと気づかされました。
自分を否定する前に、まだ見ぬ居場所へ。
きっと、その舞台はどこかであなたを待っています。
「さぁ、冒険だ!」
その呼びかけに背中を押され、自分だけの舞台を探しに歩き出したくなる作品です。