内向的な少女サリアと、奔放で感性豊かなナギサの出会いは、静かな世界に色彩をもたらします。一方、ドロッセルとゲデヒトニスの関係は痛ましくも深い絆を描き、互いの想いがすれ違いながらも再び結び直されていく過程が胸を打ちます。冒頭の2つの話のみを拝読した上での感想ですが、人物の心情描写が繊細で、読後に温かな余韻が残る作品です。