海を眺めてのんびり暮らすはずだったアリスの転生生活は、沿岸航海での海洋魔物の襲撃を境に一変する。前世の海洋調査員としての知識と水魔法を駆使し、魔物を倒さずに船を救ったことで、彼女は危険な海を越える新たな交易航路開拓の中心人物となっていく。海賊や毒貝、満潮時だけ開く水路、人間を拒む種族──海の生態を理解することで危機を乗り越える姿は爽快で、海への深い愛が物語を支えている。静かに暮らすはずが国を救い、国王から溺愛されるまでに至る、海と共に歩む第七夫人の航路開拓ファンタジー。
海の知識を持って国王の第7夫人に生まれ変わった主人公が、のんびりしたいのにいろいろ巻き込まれて冒険する物語です。頼まれたら嫌と言えないから頼まれないように逃げようとして結局頼まれる、何というか苦労しそうな主人公ですね。現場での度胸、思いついたら即実行して結果を出す、土壇場での強さも光ります。周りの溺愛にも苦労してそうですが、何だかんだで人生を楽しんでいそうな、そんな心の強い主人公の物語、続きを楽しみにしています!!
第七夫人になったし、できればのんびり暮らしたい。なのに海も周囲も、なかなかアリスを休ませてくれません。海洋生物への知識と好奇心で、気づけば次々と事件に巻き込まれていくアリスがとても楽しいです。「忙しいのは嫌なのにー!」と思いながらも、目の前のことを放っておけないアリスの可愛さと、海ならではの冒険が魅力の作品です♡
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(253文字)
機一髪の緊迫した戦闘シーンと、個性豊かな夫人たちのコミカルなやり取りの緩急が絶妙で、思わず笑ってしまう場面も。海の知識を武器に活躍するアリスの姿が頼もしく、国王との不器用ながら誠実な関係の描かれ方にも心温まります。文章のテンポが良く、次々起こる出来事に引き込まれる一冊です。