妖怪にも戸籍が必要で、仕事や住まいの悩みがある。そんな身近な生活の話から、人と人外が暮らす街にすっと入り込めました。相談に来た相手の言葉を聞きながら、本当は何を大切にしたいのかを一緒に考えていく。職員の良治自身も迷い、周囲に教わりながら向き合う姿が好きです。優しさだけで話を終わらせず、その先の暮らしにも目を向けるところが心に残りました。お茶を飲んだり、他愛のない話で笑ったりする時間も温かい。登場人物たちが、この街でどんな毎日を重ねていくのか、見守りたくなる作品です。
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