雪を退けるという仕事。それは命に関わる仕事だが、雪を退けた所で命が助かるとは限らない。救急車が雪で停滞して人を運べなくなってしまうことはあるが、潤滑に運べた所で助けられたとは限らない。ただ、雪を退けたという事実がある。ただ、雪を退けなかったという事実がある。自己満足に過ぎない結果になるかもしれない。だが、やらないと落ち着かない。雪を退けなければ、気持ちを拭えない。やらない後悔に悩む現代人こそ読んで欲しい、命をかけた仕事に取り組む人間の強さが感じられる作品でした。
除雪という地味で孤独な仕事が、主人公の人生そのものと重なり、「雪が降るかぎり終わらない」という言葉が深く響きます ❄️🌙淡々と道を開け続けるベテラン運転手・佐倉さん。必要になるかどうか分からなくても、誰も通らなくても、道を開ける 🚜🕯️静かで深い感動が欲しい人におすすめの作品です📚🌟
誰にも求められてなくても。彼らは道を開き、開通しているという事実だけがそこに存在する。私達が生きていることに意味はあるのだろうか…?その答えがこの1編の小説に込められています。
主人公の思考に共感する人は何かするときに立派な大義名分を求めるでもそれは誰のためのものなのか彼は道が開かれる瞬間そこにある物語に触れ関わる人々の温度に触れ少しだけ何かが変わる丁寧な描写登場人物の生き様現代を生きる人々にぜひ読んでほしい一作です