知っておいた方がいい!これが医療現場の真実でしょう!!
看護の現場で積み重ねられた小さな優しさが胸を打つ。がん治療が今ほど進歩していなかった時代。抗がん剤もまだまだ発展途上、かなりの荒療治だった時代の話。患者の「食べたい」という願いに寄り添い続けた医療者たちの姿が、飾らない筆致で丁寧に描かれている。特に、奥さんの味噌汁を「茶色のかき氷」にして届ける場面は心に響く。命は救えなくても、人は誰かの人生を支えられる。そのことを静かに教えてくれる心に残る作品。