長い眠りから目覚めた神の化身・ミミと、彼女と共に旅をするフミスケ。ふたりはさまざまな島を巡りながら、不思議な出会いを重ねていきます。笑って、驚いて、ときには少し立ち止まって。どの旅にも、その土地で生きる誰かの想いや、小さな優しさが息づいているのが印象的です。個性豊かな仲間たちとのやり取りも楽しく、読んでいると自然と頬がゆるむ場面がたくさんあります。冒険のわくわくと、心がほっとする温かさ。疲れた時に少し元気をもらえるような、明るく優しい異世界ファンタジーです。
白馬から生まれたフミスケと、バナナ好きな亀ミミの冒険が愛らしく描かれています。素朴で温かい会話劇と、次々に広がる不思議な世界観にワクワクさせられます。海や雪の描写がみずみずしく、二人の絆が深まっていく過程も丁寧で、ほのぼのとした読み心地の中に壮大な冒険心が光る一編でした。
バナナと昼寝が大好きな「ミミ」と、神の化身で筆となった「フミスケ」の、ほっこり冒険ファンタジーです。童話のようなやさしい語り口で読みやすく、かわいらしい世界観に癒やされます。その一方で、自然の大切さもさりげなく描かれており、癒やされながら大切なことにも気づかせてくれる作品です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(211文字)