「異世界転生したら、スライムでした」
……だけなら、よくある話かもしれない。
しかし、この作品は一味違う。
前世で温泉をこよなく愛していたサラリーマン・佐伯蓮が転生したのは、毒を操るポイズンスライム。
そんな彼が異世界で掲げる夢は――
「人間と魔物が共に暮らせる温泉街を作ること!」
最初は小さな出会いから始まった物語が、仲間との冒険、強大な魔物との戦い、国家との交流を経て、少しずつ大きな物語へと広がっていきます。
水の大精霊フィーネ、勇者リゼット、原初の魔女ネーベルなど、個性豊かなキャラクターたちも魅力的。
そして何より面白いのが、「温泉街を作る」という一見のんびりした目標が、やがて人間と魔物の関係そのものを変えていくところ。
戦いや冒険だけではなく、交易、街づくり、文化の違い、そして「異なる種族同士がどうすれば一緒に暮らせるのか」というテーマまで描かれていきます。
もちろん、重い展開だけではありません。
温泉に入りたがるフェル、クセの強い仲間たち、妙に騒がしい日常など、思わず笑ってしまう場面も多く、物語全体にはどこか温かな雰囲気があります。
温泉×異世界×魔物×街づくり×人魔共生。
一見すると変わった組み合わせですが、それぞれの要素が少しずつ繋がっていき、気づけば「この世界の未来はどうなるんだろう」と先が気になってしまう作品です。
温泉好きのスライムが目指す、
人間と魔物が笑って過ごせる温泉街。
その夢がどこまで広がっていくのか――
この先の展開が気になります!