最終話 棋聖への道への応援コメント
最後の一手そのものを明かさず、それを「誰かから誰かへ、将棋が渡された音」とする締め方が、この物語らしくてとても美しかったです。スコルピオンが本当に求めていたものが「五三郎を超えること」ではなく「あの日の続きを指すこと」だったと分かり、これまでの奇抜極まりない外法の数々まで、少年の憧れから続く長い棋譜だったように思えてきます。そして、かなりあが女流棋士を目指し、スコルピオンが棋聖を目指す後日談も嬉しいですね。最後まで頭皮の脂で締めながら(笑)、五三郎の「分からないことがあるのが幸せ」という精神だけは確かに次代へ残っている――爽やかで熱い最終話でした。
第10話 あの夏の約束への応援コメント
なんと、スコルピオンと五三郎は、あの夏の日に既に出会っていたとは……。かつて「おじさんより強くなれる?」と尋ねた少年が、将棋を壊し続けた果てに五三郎と向き合い、そして盤面まで原初の四間飛車へ帰ってくる構成がとても美しいです。「分からないことがあるのが幸せ」という五三郎の言葉も、彼が最後に求めた「行方の分からぬ将棋」とそのまま繋がっていて胸に残りました。第一話から異様な外法の応酬を見てきたからこそ、最後に浮かび上がるのが純粋に将棋を楽しむ二人の少年のような心だというのが、実に熱いですね。
第9話 かなりあの一手への応援コメント
今回は、かなりあ自身がついに「一手」を指した回なのだと感じました。「誰かが本気で生きた跡なんだ」という言葉は、藤田九段の語った棋譜の意味を、将棋を嫌っていた彼女だからこそ辿り着ける形で受け取った一言で、胸に残ります。そして、ずっと盤を壊す側だったスコルピオンが「盤は俺が支える」と両腕を使う場面も格好いいですね。最後に五三郎が孫の言葉を「よい一手じゃ」と評するところまで含めて、盤上と盤外の境界がなくなったような美しい回でした。
第8話 究極超外法『超電荷連結砲』への応援コメント
今回は、勝負の焦点が盤上から「棋譜をどう残すか」へ移る展開がとても印象的でした。藤田九段の「棋士がそこに確かにいた証。生き様を棋譜と呼ぶのです!」という言葉は、この作品全体を象徴する一節のように感じます。そして、将棋を重荷だと思っていたかなりあが、自ら視聴者へ「この一局を残して」と呼びかける場面には胸を打たれました。これまでただのコメント欄だったものが、最後には伝説の一局を未来へ繋ぐ棋譜の一部になっていく構図が美しいですね。
第7話 盤面崩壊への応援コメント
今回は「盤そのもの」が限界を迎えるという発想が、とても熱かったです。二歩を逆手に取った「二歩供養」は、禁じ手すら棋理へ昇華してしまう五三郎らしい一手で思わず唸りました。一方で、静電気や摩擦といったこれまで積み重ねてきた要素が「静電磁極指し」へ繋がる流れには妙な納得感があり、荒唐無稽なのに一本筋が通っているのが面白いですね。そして盤へ落ちた五三郎の血と、悲鳴を上げる将棋盤が重なり、対局そのものが命を削る戦いであることを改めて強く感じました。
第6話 限界突破の空中戦への応援コメント
今回は「諸刃盤回し」と「天蓋鬼女結界」の応酬が、まるで少年漫画の必殺技合戦のようで実に楽しかったです。盤を回しておいて「対策が簡単すぎるのであまり見ない技」という藤田九段の冷静な解説には思わず笑いました(笑)。そして何より印象的なのは、外法を模倣するのではなく、五三郎自身の発想で「第三の座標」を盤上に生み出したことです。「二次元を壊した程度で、将棋の底が見えたと思うなよ、小僧」という一言には、将棋五百年の歴史を背負う棋士の風格が詰まっていました。
第5話 外法『百鬼押盤陣』への応援コメント
昼食中のスコルピオンが、五三郎を案じながら何も語らない姿に、これまでとは違う静かな格好よさがありました。そこからの「百鬼押盤陣」は、盤上の駒をまとめて物理的に押し込むという豪快さが実に外法らしく、藤田九段の「小学生の頃のドンジャラ以来」という解説も好きです(笑)。そして再び放たれた「まだ俺の手番は終わってねえ!」が、冒頭の攻防へ繋がっていく構成にも熱が高まります。
第4話 逆襲の佐竹五三郎への応援コメント
スコルピオンの外法を否定せず、その性質ごと自分の戦術へ取り込んで逆襲する五三郎が実に格好いいですね。半身玉霊の軽さを利用した高速展開や、靴下装甲を脂取り布に変える発想は、長年培った棋理の懐の深さを感じさせました。一方で、未知の将棋を子供のように楽しむ姿と、紅く濡れた袖の対比が胸に迫ります。昼食休憩を申し出たスコルピオンにも、粗暴さの奥にある勝負師としての矜持が見えて印象的でした。
第3話 外法『下剋上禍ツ神』への応援コメント
初手で自玉を割る「下剋上禍ツ神」が、単なる出オチではなく、王首の投擲と半身のネクロマンスまで含めた危険な戦法として成立しているのが見事でした。そこから頭皮の脂で盤の摩擦そのものを操るとは……このギャグ、汚いのに棋理として妙に説得力があるのが好きです(笑)。何より、五三郎が外法を否定せず「駒が動くまでの因果」として理解し、自分の将棋へ取り込もうとする瞬間が格好いいですね。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます。
一話から申し訳ないレベルで持ち上げて頂いて、お金払った方がいいのかと思うくらいです←
基本的にはどこにも提出し難い、WEBだから出せるといった特殊性の高い作品を公開していこうと思っています。
試験中なのであまり更新以外の活動が出来ていないので、終わり次またじっくり読みに伺わせて頂きますね。
改めてありがとうございました。
第2話 『凶星の阿修羅』下総スコルピオン信雄への応援コメント
今回は対局までの助走でありながら、かなりあとスコルピオン信雄の漫才のような掛け合いが抜群に楽しかったです。あれほど危険人物なのに「サインをメル〇リに奪われた」「コメント欄も盤上だ」と一貫して本人だけは真面目なのが、強烈なキャラクター性になっていますね。そして最後の「5八金、取玉」で、積み重ねてきた外法獄盤将棋の常識すらさらに踏み越えてしまうオチには思わず吹き出しました。ここまで真剣に将棋と命を語っておいて、初手で自玉を叩き割るとは……まさに外法獄盤将棋の恐ろしさです。
第1話 外法獄盤将棋への応援コメント
将棋とは……(哲学)
冒頭から「将棋とは何か」という常識を豪快に踏み越えていく勢いが実に痛快でした。桂馬を砲塔に見立てる発想や、昼食の米粒で銀将と金将を合体させる応酬は、あまりにも真顔で描かれるからこそ笑ってしまいます(笑)。一方で、その荒唐無稽なやり取りの奥に、五三郎とスコルピオン信雄がお互いを一流の棋士として認め合っている空気があり、熱い勝負としてもしっかり成立しているのが印象的でした。
第1話 外法獄盤将棋への応援コメント
冒頭からいきなり「まだ俺のターンは終了してないぜ」で普通の将棋ではないことを叩きつけてくる勢いがすごいですね(笑)
桂馬の上に香車を乗せて、桂馬の跳躍性と香車の直進性を組み合わせる「獄門一刀鳳仙槍」の時点でもう十分に無茶なのに、それを藤田九段が大真面目に「一手の中で強制的に接続している」と解説しているのが最高でした。やっていることはとんでもないのに、周囲が当然のように将棋理論として受け止めているせいで、だんだんこちらまで「なるほど、そういう手もあるのか……」という気分にさせられます。
そして個人的に一番好きだったのが、佐竹棋聖の米粒です。
昼食の残りまで盤上の戦力として利用して、銀将と金将を物理的に合体させる発想は予想できませんでした。「合金獄卒・阿鼻」という妙に格好いい名前まで付いているのに、弱点が「米粒が乾くまで移動できない」という生活感あふれるものなのも面白いです。藤田九段だけが冷静にその欠点を見抜いているところも、実況・解説付きの異能力バトルを見ているようでした。
ただの一発ネタで終わらず、「外法獄盤将棋ではどこまでが一手なのか」「奇策と反則の境界はどこなのか」という独自のルールがちゃんと語られているので、この無茶苦茶な対局にも妙な説得力が生まれているのが印象的です。
最後に、それまでの猛烈な勢いから一転して「史上初にして唯一の十三段位」「命を削って指した最後の一局」「闇将棋界最凶の異端児が、本物の将棋を知った日」と締めることで、急に伝説の対局らしい重みが出てくるのも良かったです。
笑って読んでいたはずなのに、最後には「この二人にいったい何があったんだ」と背景まで気になってしまいました。外法獄盤将棋という名前に負けない、ものすごく濃い第1話でした。
作者からの返信
レビューありがとうございます。
オブラート無しに言うなら『とりあえずメイン部をチラ見せしようという、いかがわしい動画サイトのサンプル動画のようなノリ』で冒頭に持ってきています。
いかがわしい話ですが、よかったらお付き合い下さい。
そちらにもまた伺いますね。