このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(250文字)
弁当のおかず交換や、寝る前に髪を乾かしてやるような日常をじっくり積み重ねているから、ビーとシャイナの近すぎる距離がすっと腑に落ちる。その分、鉱山での死闘が胸に刺さる。自分が狙われていると気づくと迷わず囮になるビー。「一人で行くな」と追いかけて、傷だらけでその手を掴むシャイナ。内なる「黒」の甘い囁きを振り払う第22話は圧巻でした。不運体質のマーがほどよく場を和ませてくれて、重さと温かさの釣り合いも心地良い。書庫が開いた今、黒の正体に迫る続きが楽しみです。
クールでストイックなビーと、人懐っこく太陽みたいなシャイナ。互いの弁当の具を当たり前のようにトレードしたり、軽口を叩き合いながら背中を預け合う二人の距離感がとても自然で、読んでいて心地いいです。おじいさんの無茶振りをきっかけに始まった小さな冒険ですが、森を抜けた瞬間に走った空気の違和感や、穴に落ちていた穏やかな青年・マーとの出会いなど、少しずつ世界が広がっていくワクワク感があります。プロローグの不穏な夢の気配も気になりつつ、この先どんな旅になっていくのか見守りたくなる作品です!
『エクリプス ―月蝕の二人―』、読んでみたら思ってた以上にドキドキする物語だったよ!ビーとシャイナって、ただの仲良しじゃないんだよね。ビーの中にある「黒」の力が、二人の旅に大きな影を落としていて、それでもシャイナがそばにいるのがすごくいいの。怖い力を持ってしまったビーと、それを受け止めようとするシャイナ。月蝕ってタイトルも、光と影みたいな二人の関係にぴったり!謎もまだまだいっぱいだけど……二人なら、きっと大丈夫! 月に代わって……じゃなくて、二人の力で運命を変えてほしいな!