非常に後味の悪い、そして非常に上手い心理ホラーでした🪞
序盤は働く母親の再生物語のように見えます🌸
仕事も家庭も完璧を求め、自分を削り続ける主人公には多くの人が共感できると思います👩
疲れているのに笑う😊
苦しくても断れない💦
そんな姿は決して特別ではありません📖
だからこそ引き込まれます✨
物語が動き始めるのは、主人公が少しずつ自分を優先するようになってからです🌿
本来であれば健全な変化のはずなのです🌸
休むことも大切です☕
助けを求めることも大切です🤝
しかし本作は、その先にある危うさを描いています⚠️
最初は小さな違和感です🕯️
鏡の中の自分が笑う😊
少し明るくなる✨
それだけだったはずなのに、いつしかその笑顔は他人の不幸によって育つようになります🖤
この変化が見事でした😨
特に恐ろしいのは、主人公自身が悪意を持っているわけではない点です👁️
彼女はただ、自分を取り戻したいだけなのです💔
だからこそ読者も気付くのが遅れるのです🌙
さらに鏡という誰にとっても身近な存在が使われているのも秀逸でした🪞
鏡は本来、自分自身を映すものです✨
しかし本作では、自分の欲望や本音を映し出す恐ろしい存在へ変貌しています😱
ラストシーンの不気味さは強烈でした🩸
笑顔とは何なのか😊
本当の自分とは何なのか👤
読み終えた後もしばらく考えさせられます🌙
短編ながら非常に完成度の高い心理ホラーでした📚
私自身、大変応援している大ファンの柊木実祐美様の新作は、また新たな世界を映し出しました。
実に見事な心理描写で、ホラージャンルでありながらもサイコスリラー的な要素があります。
「自分を大切にすること」は、決して悪いことではない。誰かのために頑張り続けてきた主人公が、少しずつ自分自身を取り戻していく…
そんな優しい物語なのかと思って読み始めると…。
鏡に映る「私」。そこに浮かぶ表情が、次第に気になってくる。
自分を大切にすることと、他人を顧みないこと。その境界線は、いったいどこにあるのでしょう。そして、境界線を自分は絶対に越えない、と宣言できる人がどれだけいるでしょうか。
静かに進む物語の中に、人間の心の怖さが滲んでくる心理ホラーです。