私が『お砂糖の魔術師』と読んでいる書籍化恋愛作家の綾束乙様の作品です。
子供の頃、魔法の誤発動で異母弟であるエルレッドに消えない傷をつけてしまったリシャルナ。
それ故に義母に憎まれ、家族としても認められず。
「きっとエルレッドに憎まれている」
そう思っていたのに、実家を出て魔術師として成長したエルレッドがある日リシャルナを迎えに来て……!?
というお話です。
そこには意地悪な義母、そして信じられないくらい醜悪な婚約者候補がいます。
リシャルナは色々と思い違いをしていますので、エルレッドが放ってくるお砂糖に気付かないどころか全然違った方向に捉えてしまいます。綾束作品にはじれじれがお約束なのです……!!
でも、安心して下さい。そこは綾束印です。きちんとお砂糖爆弾もあります。
もうね、お砂糖に溺れそうですよ。溶けちゃいそうですよ。口から摂取したら一発で糖尿病ですね(ぇ
私はもういい年をしたおばちゃんで、ときめきなんて忘れて過ごしているのですが、このお話を読むとキュンキュンしてときめきを思い出します。うおお、若返る!!(笑)
極上のお砂糖とときめきをくれる素敵な作品です。是非ともご覧になってみて下さい!!
【レビューコンテスト応募】
「嫌われている」と、思い込んでいた義弟から、実はずっと大切に想われていた。
このすれ違ったふたりの感情が、とにかく刺さるんです!
十年前の出来事から自分を役立たずだと思い、伯爵家で義母から罵られながらも、ひっそりと生きてきたリシャルナ。
そんな彼女を救い出し、金獅子魔術師団へと迎え入れるのが、義弟のエルレッドです。
ところが、再会した彼の態度は、リシャルナが記憶している「自分を嫌っている弟」とはまるで違う。
優しくて、頼もしくて、そして明らかに過保護すぎ!
何よりこの作品が魅力的なのは、エルレッドの溺愛っぷりと、そこにまったく気づかないリシャルナの鈍感さ。
読者には彼の本心が少しずつ見えているのに、本人だけが弟だから優しいんだと受け取ってしまうため、二人の会話の一言一言に早く気づいて! と悶えてしまいます。
また、リシャルナが過去の傷や劣等感を乗り越え、自分自身の力で前へ進もうとする姿がしっかり描かれていることも素敵です。彼女を支えるエルレッドとの関係も、物語が進むほど変化していきます。
甘くてじれったい恋愛ファンタジーを読みたい方には、ぜひおすすめしたい一作です!