祭囃子という言葉には、お祭りの賑やかさや夏の思い出があるはずなのに、「君と消えた」という一言が加わるだけで、急に切ない物語に見えてくるんです。読み始めると、その余韻のある雰囲気がとても印象的でした。楽しかった時間ほど、終わると寂しくなる。夏祭りが終わって、人影のなくなった神社を歩くような、そんな気持ちになります。