受験。
最近は推薦も多くなってきたような気もしますが、それでも一発勝負の一般受験に挑む方は、まだまだたくさんいらっしゃると思います。
誰もが抱える不安や焦りを丁寧に描きながら、古本の参考書に残された見知らぬ誰かの言葉が、主人公の心を少しずつ支えていく展開は、とても心が温まる思いがしました。
劇的な奇跡は受験にはあまり似合いません。
受験をテーマに「努力を続ける勇気」を受け継いでいく物語だからこその説得力がありました。
最後に主人公自身が「受け取った希望を次の誰かへ渡す」テーマが何よりの魅力であると私は感じました。
必要以上に奇をてらわず、人の善意を信じる物語として素直に読める、好感の持てる一作です。
今参加されている高校生の皆様の中には、受験生の方も多いのでは?
受験勉強がんばってね。そんな気持ちになる一作です。
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