日々の余白
【再審査後の神格鑑定書】
【名前】
【等級】
5級 (現在なし)
【脅威度】
A (現在なし)
【属性】
常春の大桜
【異能】
禍福の凝縮
神無瀬市の山祇神社が管理する山に生息した山桜とその人格。
一年を通して花を咲かせ続け、麓からでも山の中腹が桜色に染まっているのが見受けられた。山中の安全性を加味し、登山道が開かれるのは七月から九月まで。
山祇神社の記録にある名称は「八百咲きの桜」であるが、「八百桜」を中心に麓や近隣住民には「鶴桜」「亀桜」「桜様」「時忘れ」など、多くの愛称で広く親しまれている。
現在は一枝を資料課にて保管。枯木本体は神社にて保有されている。
異能は循環する禍福。生まれながら死に、死にながら生まれるという流転。この流転の性質により咲いて散るという一瞬のサイクルを繰り返し、常春のように見られた。
精霊の人格が不安定であるとされたことも、異能により常に感情の盛りを繰り返すことが原因とされる。
異能に曝露すると、当該神格のサイクルを反映するように、その生の中にある禍福を短い期間に凝縮されることになる。この効果は一時的なものであり、本体のように擬似的な永続効果はない。
知覚・接触の量及び願心の強さに比例して凝縮される量(一日分〜一生分)が増加するため、長期間の接触は生死に関わる。
異能の移動を確認。
疑似神格の消滅を確認。
鑑定士__縁本仁
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