イケオジは好きですか?
わたしは好きです。
イケオジ、つまりイケてるおじさんということですが、本作品に出てくるイケオジはニートです。
どこがイケてるんだよ、と思われたそこのあなた、ちょっとお待ちなさいよ。
普段やる気なくて余裕かましてヘラヘラしてるオジにスイッチが入る瞬間がいいんですよ!!٩( ᐛ )و✨✨✨
王都監査官のアリシアさんが街で子どもたちに「やーいニート!」って言われているところから物語は始まります。
まだイケてる片鱗見えませんね?
消えた子ども、歪んだ社会、王都で起こっている事件。
事件解決のため、イケオジはアリシアさんの捜査に協力します!
こうね、さらっと言う一言が的確だし年長者の余裕さを醸し出してるんですよ......
真面目で正義感が強い女、アリシアさんと、やる気も働く気もない怠惰なおじさんロウ、この対極にいる二人を混ぜるとどんな化学反応になるか、見てみたくありませんか?
見たいですよね!?
いいバディなんですわ......( ˘ω˘ )✨✨
わたしは記憶を消してもっかい最初から読みたいです(((o(*゚▽゚*)o)))
仕事一筋の監査官アリシアが、匿名の密告を頼りに地方都市で出会ったのは、広場で寝転がる無害なニートのロウ。
読み進めるうちに、どう考えてもただのニートではない片鱗を覗かせてくれます。
口を開けば軽口ばかりで、面倒事からはすぐ逃げる。それでも、目の前で困っている誰かを決して見捨てない。
あと口調がとても癖になります🤣
このロウという男が、とにかく素晴らしいです。
なぜ彼は働かないのか。
なぜ責任を負うことを避けるのか。
なぜ、逃げ続けているのか。
物語が進むほど、情けない言動の一つ一つが別の意味へ反転していきます。その理由を知ったときには、完全に情緒を持っていかれていました。
そんなロウの核心を容赦なく見抜くアリシアも、非常に魅力的です。
正義感が強く、行動力があり、ときには失敗しながらも目の前の命を決して諦めない。
横領、孤児の失踪、麻薬密輸。無関係に見えた事件が一本に繋がっていく監査ミステリーとしての面白さと、普段は情けないおじさんが決める場面では圧倒的に格好いい落差。その両方を最後まで楽しめる作品です。
軽妙な掛け合いを重ねながら、事件の真相と互いの過去へ近付いていく二人の関係から目が離せません。
面倒で格好いいニートに、ぜひ情緒をかき乱されてください。
イケオジコンの応援です!
女性主人公、監査官という非常に気難しそうな主人公像を、過去の生い立ちや現在の立場に至るまでの重要シーンを重くなく執筆される作者様の手腕とこの文章が大好きなのです。
監査官のアリシアが追いかけるとある事件。そこに絡む謎のニート・ロウ。
一見ただのだらしない恰好のおっさんに見えたロウには実はとんでもない秘密があった。
事件を追いかけていく最中で、時々ロウが見せる不思議な力に「こいつはただのニートじゃない」と疑いを抱くアリシア。
そこで登場するのが敏腕ハッカーのフィン。
何と彼はアリシアに激重愛を抱いているので、会話の間も熱烈な告白をしているのに、アリシアは仕事に全力投球なので見向きもしない。哀れフィン。彼は当て馬で終わるのかと思いきや、突然アリシアから”ご褒美”と思われるようなワードが降ってくる。
いや、まてアリシアさんもしかしてかなりの策略家ですか?
男性の心を揺さぶる悪女ですか?(とんでもない!アリシアは至極真面目)
さらにとんでもなアリシアの兄は騎士団長。美丈夫のイケメンレオルド様にもとんでもない秘密が隠されていた……!
ひとつの事件を追いかけているはずなのに、非常に強烈な印象を与える登場キャラたちが彩るイケオジファンタジー。
彼がニートになった理由を追いかけると、ロウのとんでもないイケオジセリフに何度も昇天させられます(自分は3回飛びました)
このロウの決め台詞を見るだけでも価値が高い。キャラに愛着がわくので必ず推しに巡り合えると思います。アリシアが格好いい、フィンは不憫だが幸せ。レオルドはイケメン。ロウは決め台詞がとんでもなく格好いい。あと後半のシーンは悶絶死します。
ひとつひとつの描写が目に見える作品ですので、臨場感あって読む手が止まりません。
テンポのよい作品で、推しです。