槙悟と泰人がずっと言い合っているのに、なんだかんだ息が合っているのが面白かったです。町の人たちもそれぞれ役割や考えがあって、少しずつ仲間が増えていく感じが温かくて好きでした。日常の町おこしだけでは終わらなそうな不思議な部分もあって、この先どう繋がっていくのか気になります。
素直じゃない男2人を中心に、町のいろんな人たちを描く物語でした。平安時代の郷にワープする幻想要素もアリ。登場人物が多いですが、それぞれ特徴のある言動と、噛み合わないようで噛み合っている会話のテンポが各人の特徴を際立たせています。どこか郷愁を感じる舞台設定、メインの2人の一番噛み合わないようで噛み合っている会話と意見、ふざけているようで真面目に取り組んでいる人たち。何と言いますか、とにかく味のある、読んでいて妙に楽しい物語です。