百合にも宗派というのは色々あると思います。
まあね。魂が欲するんだから仕方ない。
本作はぐちょぐちょな激重感情を抱えた2人の物語であります。
それぞれ心の中に偶像を抱えたままで作者さまの言葉を借りるなら「精神的な未亡人」です。
そうじゃなくても味方に見捨てられた前線基地という極限環境で出会うわけですから、すぐにキャッキャウフフな関係になるわけはありません。
ただもし、あなたが太陽の明るさではなく月光の幽玄さに惹かれるタイプの百合愛好家なら本作はピッタリです。
全編を彩る諦念にまみれたどうしようもない2人の生をどうぞご賞味あれ。
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