フォーマルハウトへの応援コメント
『フォーマルハウト』読ませていただきました。
水晶の欠片を透かして夜空を見るところから始まる冒頭の静けさに、まず引き込まれました。珪素と酸素の凝集、という視点で水晶を見つめ直す感覚や、自分の意識が自分の器に馴染んでいないというもどかしさの描写がとても繊細で、読んでいるこちらまでひやりとした夜気を感じるようでした。
彼との距離感の描き方も印象的です。理解されていることの重さ、応えられないことの辛さ、それでも完全には遮断できない優しさ――そのせめぎ合いが静かな筆致で丁寧に綴られていて、二人の間にある温度がじんわり伝わってきました。
そしてフォーマルハウト。北落師門という異名や「孤独の星」という位置づけを、主人公自身の孤独と重ねていく後半の流れが本当に美しかったです。誰も完全には受け容れられない孤独と、それでも彼を思わずにいられない揺れ動きが、読み終えたあとも余韻として残ります。
言葉選びの美しい、静謐な一編でした。
素敵な作品をありがとうございました。
作者からの返信
こちらこそ、いつもお読み下さってありがとうございます。
作品を良く理解して下さっている、細やかなコメントも大変嬉しく読ませていただいてます。こうもしっかり読み取って下さる。そして作品の世界を共有して下さると、作者として、この小説を書いて良かったと心から思います🥹
フォーマルハウトへの応援コメント
読み終えたあと、静かで澄んだ余韻に包まれました。
人を愛するとは、相手の心の奥底まで知ることなのか?
それとも、その人の領域を尊重し、外側に立ち続けることなのか?
そんな品のある、深い哲学的な問いが心に残りました。
(´▽`*)
作者からの返信
お読みいただきありがとうございました。
こういう関係性、私の好物でもあるんです(笑)
性格的に、誰かと付き合っていても、一人の時間も欲しいタイプなので。
そう言う距離感と言うか、ふみの世界樹様がおっしゃるような「領域」を受け入れる男性、受け入れられてしまった女性がいればどうなるか、と言う好奇心も手伝って生まれた小説です。
この世界には本当に、様々な形の愛がありますよね。