Folia: 10 / 『沈黙の調合』への応援コメント
ここでついに、後のルナリスを形作る「世界が勝手に情報へ分解されて見えてしまう」感覚が露わになるのが凄まじいですね。しかも、その暴走を止めるためにヘザーの泥臭い薬学と、エルシーの蜂蜜瓶を組み合わせて自分自身を調整する――これまで得てきたすべてが、この瞬間に一つの生存術へ繋がるのがとても好きです。
そして魔力を失った直後に、今度は知識だけで聖兵の武具を崩して道を切り開く姿が格好いい。「ただの化学反応よ」という一言に、神の奇跡を剥ぎ取られた少女が別の武器を手にした決定的な転換が感じられました。
作者からの返信
世界の解像度が高すぎる苦痛を、これまで手にしてきた絆(蜂蜜と泥炭)でねじ伏せて武器に変える――彼女の原点となるシーンをそこまで深く、完璧に汲み取っていただけて本当に感激しています😭!
Folia: 5 / 『計算式の外側で』への応援コメント
なるほど。
嫌っていた姉妹が、異能により。
そして、秘密を共有してしまったヘザーも巻き込まれていくのですね。
作者からの返信
的確に核心を読み取ってくださり嬉しいです!
疎ましかったはずの無垢な妹が「絶対に手放せない存在」へと反転する歪な関係性の始まりです。
Folia: 3 / 『泥の知識』への応援コメント
ヘザー良い人な予感…
そして以外と出来るエルシーちゃん!
二人に振り回されていく予感が…
作者からの返信
コメントありがとうございます!
鋭いですね……!
ヘザーは口が悪くても根っこに情があるタイプですし、天真爛漫なエルシー……!
理詰めで生きてきたお嬢様が、この強烈な二人にどう振り回されながら転がっていくのか、楽しみに追っていただけたら嬉しいです!
Folia: 1 / 『凍える人々』への応援コメント
姉よ⋯お主悪じゃな⋯の声が天から聞こえてきそうな。
信じて疑わない、濁りない真っ直ぐな視線が重荷に感じ、憎悪となる人間のどす黒さが見え隠れする瞬間の切り取りと、一瞬の躊躇い。今後の展開を予感さすような流れに大変共感がもてました。
作者からの返信
この人、本質的なところが実利主義なんですよね……。
自分の計算を狂わせる妹への戸惑いと何故か揺さぶられる心…そんな矛盾に苛立っている感じです笑
Folia: 9 / 『灯らない指先』への応援コメント
魔力を失った直後、真っ先にエルシーの痕跡を探し、蜂蜜の空き瓶ひとつでついに感情が決壊する場面が胸に刺さりました。ずっと合理性で自分を囲っていたリコリスが、ここで初めて「失いたくなかった」という本音を涙として零してしまうのが痛切です。
そして、もう灯らない指先の代わりに薬草を鞄へ詰め、最後に頼る相手がヘザーなのがいいですね。後のルナリスへ繋がる「魔法ではなく、泥の中で得た知識と他者との繋がりで生きる」という第一歩が、静かに刻まれた回だと思いました。
作者からの返信
あそこで彼女が初めてこぼした「失いたくなかった」という不器用な本音を、そこまで深く掬い取っていただけて本当に作者冥利に尽きます(泣)
そしてラストですが…… あんなに強がっていた彼女も、すべてを失ってもうヘザーしか頼る相手がいなかったんですよね(泣)
Folia: 9 / 『灯らない指先』への応援コメント
下層にまで落ちて、それでも生き抜こうとするリコリス。『灯り』さえ灯せないのは彼女の心を象徴しているようです。ここから如何にして「彼女」になって立ち上がるのか。物語の行く末を楽しみにしています。
作者からの返信
魔法が使えなくなったことだけでなく、それが彼女の「心の暗闇」を象徴しているという部分まで深く味わっていただけて感無量です(泣)
ここから知識と毒を武器にしてどう這い上がっていくのか、これからの展開も気合いを入れて書いていきますので、引き続き楽しみにしていただけると嬉しいです!
Folia: 8 / 『銀の楔』への応援コメント
父の「命だけは救ってやってくれ」という言葉に、愛情と保身がねじれて同居しているのが痛ましく、リコリスの逃げ場が完全に失われる瞬間として胸に刺さりました。なかでも「教会は血を流さない」という教義のもと、銀の楔で魔力回路を焼き切る場面は、慈悲を装った暴力の醜悪さが強烈です。
そして、自分を差し出せばエルシーを救えるという最後の計算さえ嘘だったとは……。後のルナリスが神や奇跡を拒み、契約と利害だけを信じるようになった原点が、あまりにも残酷な形で刻まれた回でした。
作者からの返信
残酷に踏みにじられて、ルナリスが利害と契約だけを信じるリアリストになっていく原点を描きたかった回だったので、そう言っていただけて執筆の苦労がすべて報われました(泣)
Folia: 7 / 『奇跡の代償』への応援コメント
執行官の狙いを伏せたまま、父親の権威を利用してリコリスだけを封じる手際が恐ろしく、逃げ道が一つずつ塞がれていく感覚がありました。そんな夜に、裸足でバルコニーを渡ってきたエルシーが「一緒に寝てもいい?」と願う場面は、あまりにも幼くて切ないです。
「今日だけよ」と受け入れるリコリスの言葉に、拒絶の仮面では覆いきれない愛情が滲んでいますね。奇跡の代償を悟りながら妹の髪を撫でる静かな締めが、嵐の前の最後の温もりのようで胸が締め付けられました。
作者からの返信
エルシーが危なっかしくもバルコニーを伝って「一緒に寝てもいい?」ってやってくる場面は書いているときもすごく切なくて愛おしいところでした。
今回も温かいご感想をありがとうございました。
Folia: 5 / 『計算式の外側で』への応援コメント
おお、そう来るか!の連続で、息するのも忘れそうでした。
かなり衝撃的でおもしろかったです。
エルシーの能力は、それを見込まれて養女になったとかではなく、誰もいままで知らなかったのですね。
リコリスが思ったように、この「異常」さは野放しにはできませんね。
エルシーの無垢な人格に比して、あまりに危うい。
リコリスは「管理者」という言葉で己の役割を表現しましたけれど、そこにはリテラルな意味以上のものも押し込まれているように感じました。
この先、エルシーの能力を含めた様々な世界のバグを、彼女がどう解釈していくのか気になります。
作者からの返信
そう思っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです……!
そうなんです、エルシーのこの体質は誰も知らなくて、本人すら自分の無垢な善意のせいでどれほど危険なことになっているか分かっていないという(笑)
リコリス自身、自分の中にわき起こるその感情が何なのか、自分でもいまいちよく分かってなくて「管理者」いう言葉で必死に理屈で自分を納得させようとしてるんです(笑)
Folia: 2 / 『世界の裏側』 への応援コメント
2話目で一気に世界や人物の解像度があがってとても興味深かったです!
1話目ではかなり極端すぎる性格のリコリスでしたけど、自分が知らないことについては冷静に認めて、状況にあわせて認識をアップデートしていけるのは流石と感じました。
ひたすら合理的なリコリスと打算抜きの善意エルシーとの組み合わせが、ここに来て良いバランスにもなってて、繰り返される空気の緊張と緩みが楽しいです。
作者からの返信
@SERIS-KOさんこんにちは。
熱いご感想をありがとうございます。
2話目で一気に世界観やキャラクターの解像度が上がったと言っていただけて、すごく嬉しいです……!
リコリスは「私ひとりで完結する世界が正しい」って尖りまくってるんですけど、エルシーとヘザーの2人と出会ったことで彼女のなかの「計算式」がどんどん狂わされていくのがこの外伝の見どころなんです(笑)
Folia: 6 / 『剥ぎ取られた温室』への応援コメント
「たぶん、どうしようもなく愛おしかった」と、ついにリコリス自身が感情を認める場面が胸に残りました。それでも愛情を「管理」という言葉に置き換えてしまう不器用さが、後のルナリスそのものですね。
そして、下層で囁かれ始めた“皮膚が黒く固まる病”が、本編の黒い結晶化へ繋がっていく気配にぞくりとしました。エルシーを守るため、ためらいなくクロスボウを執行官へ向ける姿は格好いい一方、三人の温かな日常が終わる鐘の音があまりにも切ないです。
作者からの返信
あ、あそこの「どうしようもなく愛おしかった」って心の声、しっかり見抜かれちゃいましたね(笑)
不穏な気配にも気づいてくれてありがとうございます……!
穏やかな日常のすぐ裏で、着々と歯車が狂い始めていく絶望感みたいなのを忍ばせてみました……!
Folia: 5 / 『計算式の外側で』への応援コメント
エルシーの力が、癒やしではなく「他者の痛みを自分へ移す」ものだったとは……あまりにも彼女らしく、あまりにも残酷です。無条件に姉を信じていたエルシーが、ついには傷そのものまで引き受けてしまう展開に胸が締め付けられました。
そして、リコリスが「守る」ではなく「唯一の管理者になる」と結論づけるところが、本編のルナリスへ繋がる決定的な瞬間として印象的です。愛情を合理性と独占の言葉に置き換えなければ抱えきれない、その不器用さが痛いほど伝わってきました。
作者からの返信
愛情の形をうまく表現できず、計算式に逃げ込んでしまうリコリスの不器用さをそんな風に感じ取っていただけて幸せです……!
この歪んだ姉妹の行く末をこれからも見守っていただけますと幸いです!
Folia: 4 / 『鉄の爪』への応援コメント
三人の世界が、薬瓶と花と焼き菓子によって少しずつ「生活の場所」へ変わっていく描写が、とても温かかったです。特に、リコリスがエルシーを「仕方なく」連れてきていると言い張る一方で、ヘザーにはその本心が見透かされているやり取りが印象的でした。
だからこそ、最後のクロスボウの発射音があまりにも重いです。「私の世界の計算式を永遠に狂わせた始まりの音」という一文に、この先の喪失が一気に押し寄せてくるようで、胸が締め付けられました。
作者からの返信
リコリスが庇護欲?を隠しながらも、ヘザーに見透かされているやり取りも書いていてお気に入りの部分でした。
次話も心を込めてお届けしますね。
Folia: 3 / 『泥の知識』への応援コメント
本編でサーヤに伝わっていた隠密歩法が、こんな場所でヘザーから盗み取った技術だったとは……見事な繋がりでした。リコリスが「正しい魔法」よりも泥の中で生きる知恵に価値を見出していく過程が、後のルナリスの合理主義を形作る原点として鮮やかです。
また、口では突き放しながらエルシーに綺麗な木箱を譲るヘザーが可愛いですね。三人の関係が、取引と無償の信頼と不器用な優しさによって始まる締めに、温かな予感を感じました。
作者からの返信
ルナリスの原点を見つけてくださってすごく嬉しいです……!
ヘザーの不器用さや、空気の読めないエルシー、そして知的な熱を燃やすリコリスのやり取りを楽しく書いていけたので、そう言っていただけると本当に描いた甲斐がありました!
Folia: 3 / 『泥の知識』への応援コメント
ヘザーもなんだかんだでちょっとお人好しなのでは?と思ったり。
世界観の空気を感じ取れたので、本編のほうにもお邪魔させていただきますね。
作者からの返信
北峰さん、引き続き読んでいただきありがとうございます!✨
ヘザーは泥水を啜ってきたアウトローですが、綺麗事なしで「知識」のためだけに裏側に踏み込んできたリコリスの狂気(?)に、少しだけ一目置いているようです。
なんだかんだエルシーにも甘いですし、お人よしなのかもしれないですね(笑)
そして本編にも足を運んでくださるとのこと、本当に嬉しいです🐾
お時間のある時にふらっと覗いてみてくださいませ📖☕️
Folia: 1 / 『凍える人々』への応援コメント
先に外伝の方からお邪魔しました。
いきなりお姉ちゃんのキャラが強烈で思わず笑ってしまいました。
この世界には何やら色々裏がありそうですが、それにしても妹にひどい。多分それにも理由があるんだろうなとは思いますが。
なのにめげないエルシーが健気で愛おしいです。
作者からの返信
北峰さん、外伝へのご訪問ありがとうございます!とても嬉しいです✨
リコリスはいきなりフルスロットルでひどいですよね(笑)
でも笑っていただけてホッとしました。
どんなに冷たく突き放されても、無垢な善意だけで軽々と壊してくるエルシーの健気さを愛おしいと言っていただけて救われます🌿
Folia: 2 / 『世界の裏側』 への応援コメント
「招かれていないからだ」というヘザーの一言が、この街の欺瞞をすべて言い切っていて胸に残りました。教会の“正しい知識”よりも、泥の中で生き延びるための知恵にリコリスが強く惹かれていく流れは、本編の薬屋ルナリスへ繋がる原点としてとても鮮やかです。
そして、エルシーの無償の優しさが、リコリスとヘザーの双方の警戒を自然に溶かしていくのが可愛いですね。最後に二人の共犯めいた熱気を「おいしいねぇ」で壊す締め、このギャグ好きです(笑)。
作者からの返信
世界の嘘に気づき、綺麗事ではない「アングラな知識」に目を輝かせるリコリスの原点を見事に汲み取っていただけて感激です。
この3人の奇妙な空気感を描くのがすごく楽しかったので、笑っていただけて最高に励みになります✨
Folia: 1 / 『凍える人々』への応援コメント
本編のルナリスを知っているからこそ、この「リコリス」の独白が胸に刺さります。彼女は世界を利害と等価交換で理解しようとしているのに、エルシーだけがその計算式の外側にいて、どれだけ冷たくあしらわれても無条件の信頼を返してくる。その噛み合わなさが切なく、同時に本編でルナリスがサーヤやルルナに振り回される姿の原点を見ているようで、思わず息をのみました。最後の「等価交換すら成立しない」という一文は、この外伝全体を象徴する、とても印象的な締めでした。
作者からの返信
本編のルナリスを知っているからこそ刺さるポイントを、見事に言語化していただけて感激しています……!
どれだけ冷たく突き放しても笑いかけてくるエルシーとそれに調子を狂わされ続けるリコリス。
この噛み合わなさこそが彼女の原点であり核でもあります。
深い洞察に満ちたコメント、本当に執筆のモチベーションになりました✨
Folia: 11 / 『もう、何もない』への応援コメント
「もう、何もない」と言い切ってから、ヘザーとの逃避行を即座に“薬屋として生きる計算”へ変えていくリコリスが痛々しくも格好いいですね。特に、馬の乗り方すら知らない自分を認めた上で「今は湧いたわ。泥を這ってでも生き延びるために、私に必要な知識よ」と貪欲に学ぼうとする姿に、後のルナリスへ繋がる芯がはっきり見えました。
そして、ヘザーに「私たちには薬の知識がある」と告げる場面がとても好きです。孤独を信条にしていた少女が、いつの間にか当たり前のように「私たち」と口にしているのが胸に残ります。
作者からの返信
ありがとうございます!✨
個人主義で、孤独に生きてきたリコリスが、極限状態で自然とヘザーを含めた「私たち」という言葉を使えたこと……そこに気づいていただけて本当に感激しています😭