あらすじ→第1話→第2話の使い方には、まず本当に驚かされました。
150年後のレンとジンを見せ、第1話では二人の最期を英雄譚として読ませ、第2話でその当人たちが美談を笑いながら真相を明かす。これだけのことを短い範囲で端的にまとめながら、話の見え方を三段階に変えてくる構成がすごいです。
そして読み進めていくと、もう一つの魅力は、ただ自由気ままにものづくりをして暮らしたいレンとジンと、その二人にひたすら振り回されるギルド長ヴォルデードの関係だと思いました。
二人は別に名声が欲しいわけでも、世の中を変えたいわけでもない。ただ作りたいものを作って持ってくる。それが世間ではとんでもない代物なので、そのたびに価値や常識との帳尻を合わせるヴォルデードが苦労する。この繰り返しが楽しいです。
本人たちは今日も自由気まま、周囲は全然気ままではない。そんなものづくりスローライフを楽しく読ませていただきました。