異世界モノがWeb小説界隈をひとしきり席巻し、人々はその「次」を求め始めた。
空席となっている玉座。
そこに収まるものは読者の化身たるパーソナルAIにレコメンドされるものだと、作者は語る。
いかにしてフィットさせるか。そのヒントは人気タグ「ざまぁ」の特異性にあって……?
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面白い発想だと思った一作。
小説はある時期を境にタイトルが長くなり始めた。作中設定や展開を文章としてまとめたものである。
それは人目につきやすく、合うか合わないかが読む前から分かるというメリットを持っていたわけだが、AIが登場してからは更に発展するのかもしれない。
検索に引っかかるかより、琴線に引っかかるワードであるか。
要約されて渡ってくる現在だからこそ、そういった動きも出てくるのかもと、頷きながら読んでいた。
個人的には、特定の人物(読者)に刺さるようにする際に、今後重要視されそうだと感じる要素は、「その人の嫌いなもの」である。
「好きなもの」はある程度鉄板のものがあるが、「嫌いなもの」は人それぞれである。1000人いたら1000種類の嫌いがあるはずだ。
好きと嫌いを組み合わせることで、その人にぴったり合った作品が出せるかもしれない。
そういう点でも、作中でも挙げられている「ざまぁ」はやはり特異である。
嫌いなものを好きなものでぶちのめすことが、ざまぁの真髄であるのだから。