作家のたまごとして行き詰った河童さんが文学科卒の主人公のアドバイスを受けて大成の一歩を踏み出す話です。
『読み手のこと考えるの一回止めて、自分の好きなものを見つめてみるのはどうですか』
私もまったく成功はしてないんですけど、創作をしてきてこれ本当に大事だなと思います。読んでくれる人のため、利他の精神は大事です。でもとりあえず他者のためならなんでもいいと思ってる人が多い気がします。
両方大事です。書く人も、読む人も。世の中すぐに自己犠牲。でもバランスなんですよね。『一回止めて』が核だと思います。河童さんとは反対に好きなものを突き詰めてる人は一旦止めて利他です。できたるならどっちもバランスとって磨くべきですね。
そういう創作をやっていくために大切なことが、感覚的に伝わる物語で書かれています。「読者のために!」「いかに自分を追求するか!」みたいな耳障りだけ良いどっちかに極端なことにみんなすぐ感化されるけど、この物語の方がずっと正確に大切なことを教えてくれます。
おすすめです。