本作は、人体デザインなる技術で髪の毛をファンシーな色にしたり、(動く)獣耳をつけたりできるようになった近未来世界で、猫耳を付けた主人公さんのお話です。
萌えを追求するお話?と思いきや、ある種の成功物語。人生楽しくなれば、もうそれは成功です。
犬や猫は耳や尻尾で感情を表しますが、どうやらこの獣耳の人体デザインにはその機能が含まれているもよう。主人公さんはピコピコ耳で感情が隠せなくなり、無用な腹の探り合いが不要に。世界が素直で、楽しくなっていきます。
嘘をつくのは人間だけではありませんが、言葉をはじめとした表現媒体が多い分、複雑。ときには優しい嘘と言うものもありますが、どれが本当なのか分からないと疲れてしまいます。そんな中、ストレートな感情表現があると、なんだかホッとする。この物語を読んでいると、心が穏やかになります。
お勧めです。これを読めば、あなたも猫耳が欲しくなるかもしれません。