第3話も冷たい井戸水や着物の質感など、宮中の生活感がリアルに伝わってくる素晴らしい描写でした!
早朝から働く侍女・志乃と、絹の夜着を纏う欣子内親王の圧倒的な身分差。二人のどこか歪で生々しいやり取りに引き込まれます。
そして登場する美丈夫の薬売り・宗三郎と、彼が持ち込んだ「下品(げぼん)」と呼ばれる数々の猛毒の草種。本草学の緻密な知識が物語に圧倒的な説得力を与えています。
「下品の草種も薬になる」と言い放つ富子の不敵な笑みと、ラストの一行の冷たさ……。
この毒がこれからどのような陰謀に使われていくのか、緊迫した展開から目が離せません!