街中で少女と出会ったとする。
少女がとてつもなく可愛かったとする。
その場で「可愛い」と言うことは許されるのだろうか。
否。まごうことなき否。
そんなことを口走ってしまった日には、
社会的な死を覚悟しなければならない。
くさい飯を覚悟しなければならない。
全てを失うことを覚悟しなければならない。
現実は窮屈だ。
しかし、空想は自由だ。
この物語の一番の魅力は「少女の可愛さ」だ。
拙い言葉、突拍子もない行動、ついていけない思考。
不思議をこねて、人型に成形したかのような少女、小夏。
どこにでもいそうな男、山田。
「熱々でなくともおいしいたこ焼き」なんて絵空事だ。
冴えない男の前に可愛い少女が現れるなんて絵空事だ。
絵空事で結構。絵空事こそ創作の醍醐味。
絵空事だからこそ
「可愛い」と叫ぶことが許される。
普通の男山田と謎の少女小夏を描いたラブコメ?作品です。
個人的には現代ファンタジーだと思っております。なにせ、可愛い女の子がいきなり現れるなんて、それはもうファンタジーなのですから。
上記の通り、この作品の一番の魅力は「可愛い少女」です。
その可愛いに読者は癒されます。主人公の山田が癒されるのかは……読んで確かめてください。
今の時期にぴったりの季節感ある作品ですが、現実とは異なりとても爽やかです。
可愛い少女の活躍? をその目に焼き付けて、
「可愛い!」と合法的に叫んでみてはいかがでしょうか。