魔法の仕組みや使用制限、認定魔法使い、魔法国家公務員といった社会制度も細かく作られており、魔法が単なる便利な力ではなく、法律や職業、家業と結びついた技術として人々の生活に根づいているところも魅力的でした。
とりわけ、陶磁器職人である両親の跡を継ぐために魔法を学ぶセルビアの姿が印象に残ります。
普段は大人びて冷静な彼女が、アンティーク陶器を前にすると我を忘れ、店のショーウインドーへ張りついてしまう。そのギャップを主人公に見られて狼狽する姿からは、学院内では見られなかった等身大の可愛らしさが感じられました。