このお話は、世界中の星が夜空から消えた未来で、湘南で若者が「北を向くと光る石」を拾うところから始まる、天文と科学とミステリーの物語です。どうやら星は消滅したのではなく、太陽系を包む約一光年先の暗黒の壁によって、光が遮られているらしいのです。過去の星光を蓄えるスタークリスタルと、星座の配置を刻んだ石版を使えば、壁に穴を開け、星空を取り戻せる可能性があるらしいのです。主人公は元研究員、計測技術者とともに、こぐま座、りゅう座などのクリスタルを集めます。若者たちは、研究組織との交渉や協力、偽情報の流通、仲間を狙う犯罪の影にも向き合いながら、見えない星へ向かう光を積み重ねていきます。さあ、物語はどうなっていくのか、みなさんでおたしかめあれ。