「階段」と「息」を軸に、生と死、喪失と再生を静かに描いた印象的な作品です。
詩のようなリズムで綴られる文章は、それぞれの言葉に意味があり、主人公の心の揺れが伝わってくるようです。これが、作者様が推敲を重ねて綴った文章である事は読めば読むほど伝わってきます。
それ故に物語の全貌を説明しすぎず、読者に想像を委ねる構成もこの作品ならではの魅力であると感じます。
一方で、場面転換や「君」との関係性はかなり抽象的なため、読み手によっては非常に読みにくいと感じるかもしれません。
それでも、最後まで読み終えたあと、「今を生きること」の意味を静かに考えさせられる作品である事は間違いないと思います。
決して上手な文章ではありません。
でも読んでいただきたい文章です。
高校生の作品です。
高校生だからこその作品だと思います。
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