妹を失った千夏の「ちゃんと調べてから書いてください」という願いが、ひどく胸に残りました。真実を知りたいだけなのに、ネットでは勝手な名前をつけられ、悲しみまで面白がられてしまう。その残酷さに息が詰まります。売れる記事を作ってきた甲斐谷が、彼女の前で少しずつ記者としての顔を取り戻していくのも印象的でした。軽やかなひまりとの掛け合いに救われながらも、妹がなぜあの場所にいたのか、その空白が不気味に残ります。