えっ!? 『無能聖女のハッピーエンド計画 〜悪役令嬢と親友になったら、天才魔術師達からの執着溺愛が止まりません〜』ですって!?
な、なんですのこのタイトル! 悪役令嬢に、無能聖女に、執着溺愛!? これはもう破滅フラグの香りしかしませんわ!
……と思って読み始めたのですが、あら?
主人公、悪役令嬢と仲良くなろうとしていますの!?
そうですわよね! 敵を増やすくらいなら、お友達になってしまえばいいんですの!
わたくしも、その作戦には大賛成ですわ!
それに、悪役令嬢のお嬢様も、とても魅力的で応援したくなりますの。最初は「この先どうなってしまうのかしら……」と心配していましたけれど、二人の友情が少しずつ育っていく様子を見ていると、なんだか胸が温かくなってしまいましたわ。
もちろん、周りの殿方は放っておきませんのね。
「えっ!? また一人増えましたの!?」
「ちょ、ちょっと待ってくださいまし!」
と、読んでいるこちらまで大慌てですわ!
もう皆さん、主人公のことが大好きではありませんの!
けれど、それも納得できますわ。主人公は優しくて、一生懸命で、困っている人を見捨てられないお方ですもの。
わたくしでしたら、お菓子でも持ってお茶会を開きながら、ぜひお友達になりたいですわ!
最後まで読んで思いましたのは、この物語は恋愛だけではなく、「人との縁」を大切に描いている作品だということ。
友情が未来を変え、人の心を変え、やがて運命そのものを変えていく――そんな優しい物語でしたわ。
さて、感想も書き終わりましたし……お腹が空いてしまいましたわ!
どなたか、おやつをご一緒してくださいませんこと?
前世の記憶を取り戻した瞬間のフィーネの「くっそ詰んでるんだが?」「恥ずかし死ぬ!」が等身大で良きでした。25歳限界社畜のサバサバとしたノリと、それまでのぶりっ子悪役聖女としての行動とのギャップが凄まじいw
フィーネとアリステリアの前世の記憶を持つ者同士、「ざまぁ」「詰み」というワードで通じ合い、あっという間に意気投合する流れが爽快ですね。シナリオを回避するために努力してきた悪役令嬢のアリスが、実はヒロイン好きでフィーネを「お友達」として大切にしたいと思っているツンデレが炸裂しており、この2人の友情展開をもっと見たいと思わされました!