ショートストーリー『冗談の館』は、都市伝説ホラーとコメディが絶妙なバランスで融合した素晴らしい作品です。
都市伝説研究会の大学生たちが、噂の館に足を踏み入れるところから物語は始まります。そこで彼らは予想外の絶体絶命なピンチに陥るのですが……その「脱出の条件」が非常にユニークで、思わず笑ってしまいます。
「命の危機が迫る緊迫した状況の中で、必死にくだらないことを考えなければならない」というシュールな設定が本当に秀逸です。ハラハラするパニックホラーでありながら、キャラクターたちの必死な姿にクスッとさせられる新感覚の読書体験でした。
ネタバレになるので結末は言えませんが、ラストの展開や読後の不気味な余韻も含めて、短い文章の中に都市伝説の魅力がギュッと詰まっています。サクッと読めて満足感の高い、とてもおすすめの一作です!