最初は宝石のきらめきに惹かれて読み始めました。でも、読み進めるうちに私の目は、不思議と「宝石城の王様」から離れなくなりました。怖そうに見える人ほど、誰にも見せていない物語を抱えているのかもしれない。そんな想像がどんどん膨らみます。
特に、王様の何気ない表情や言葉の端々に見え隠れする不器用さがたまらなく好きでした。だからこそ、ライラがまっすぐ向き合う姿が心にじんわり染み込んできます。派手な出来事ではなく、小さな優しさが少しずつ誰かの心を変えていく、その歩みを大切に描いた作品です。
読み終えた頃には、きっとあなたの中にも小さな花が咲いていることでしょう。
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