タイトルにもありますように、翠雪さまのファンタジー小説、『緑の指輪と思い草』の番外編です。が、本編未読の方でもじっくり楽しんでいただける一篇です。
秋の森、旅の男と少女。
ふたりの間にはただ清らかな信頼があるばかり。男と少女はとある目的のために旅をしているのですが、それはそれとして、立ち寄った森には秋の味覚の気配。
投稿された時期こそ夏ではありますが、一読された方におかれましては、無性に栗を食べたくなること請け合いでございます。微に入り細に入りの描写は、単なる飯テロに留まりません。穏やかな旅の一幕を過ごすローリエさんとアスターちゃんの情景を、きっと皆さまの脳裏へ鮮やかに描き出すことでしょう。
精緻かつ情感たっぷり、小説なのに高解像度の筆致は必読です。『指輪』既読勢の方も未読の方も、ぜひお召し上がりを!