笑っていたはずなのに、いつの間にか話が違う方向へ
「そんな支払い方する人、本当にいるの?」
外国のお札、ポイントカード、通帳――。
次々と繰り出される無茶な支払い方法に振り回される店員・笠原さん。
お客様には笑顔。
でも心の中では盛大にツッコミ。
序盤はそんな接客コメディとして、テンポよく笑いながら読めます。
ところが読み進めていくと、「ただの困ったお客様」という最初の印象が少しずつ変わっていきます。
詳しく書くと面白さを奪ってしまうので伏せますが、コメディだと思っていた物語が思わぬ方向へ転がっていくところが、この作品の一番面白いところでした。
笠原さんと一緒に「えっ?」「どういうこと?」と振り回されながら、最後まで楽しく読める作品です。