このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(283文字)
「異世界転生してロビイストになる」という異色の設定が光る、知的でユーモラスな一作です。板チョコの法律という一見くだらない法案が、実は世界の存亡を左右するという逆説的な導入が読者を引き込みます。神様とダニエルの丁寧な問答形式によって世界観のルールが自然に説明されていく構成が巧みで、政治交渉の専門知識をベースにしたダニエルの理知的な受け答えが物語に説得力を与えています。