うまいなぁ。すごいなぁと思いながら読ませていただきました。
高校生としての爽やかさ、アオハル(何もかもがアオハルですよ。高校生の皆様。皆様の生活の一つ一つすべてがアオハルだと思います。)をこんなに鮮やかに切り取るとは。
雨の日の憂鬱やテスト前の焦り、周囲と自分を比べて落ち込んでしまう高校生特有の心の揺れが、軽快な会話劇の中で鮮やかに描かれている。それが上手い!
主人公の少しひねくれていて、でもどこか愛おしい独白には共感を覚えずにはいられません。
それに何とも言えない味付けの役目を果たしているのがテンポの良い掛け合いとユーモアのセンス。
笑いながら読み進めているうちに、最後の相合傘の場面では自然とやさしい気持ちになりました。
友情が心の景色を変えていく瞬間を瑞々しく切り取った、青春小説です。
拍手喝采。
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