最初は「勇者と魔王の異世界コメディ」だと思って読み始めたんですが、蓋を開けてみたら、延々と入札制度や法人設立、労災保険、薬事法の話が続いていて、いい意味で予想を裏切られました。
魔王よりもデフォルメされた「日本社会の仕組み」そのものが最大の敵になっているのが、面白かったです。
正直、魔王討伐は全然進まないし、話ごとに「今回はこの制度ネタ」というコント的な構成なので、王道の冒険活劇ではありませんが、それこそが「役所仕事はなかなか前に進まない」というテーマを体現しているようで、個人的には妙に納得してしまいました。
この先どこまで制度ネタを広げつつ、最終的に魔王討伐にどう決着をつけるのか、続きが気になります。