第42話 毛皮のユガントゥオ
一方、ダエテキオたちはと言うと……………………
「何て硬さだ!」
ほとんど攻撃が利かない未知の技術に全員が辟易していた!
ドゥンドゥン! プシュンプシュン……………………
ダエテキオたちのビームは確かに当たっている!
だが、毛皮の
しかもそれだけではない!
『うぉぉぉ!!』
ブォン!
金棒を振り下ろす味方が居たのだが……………………
ゴスッ……………………
本来なら腕が吹っ飛ぶほどの一撃を、平然と受け止める毛皮の
代わりに……
ドォグぉン! ドガシャ!
毛皮ユガントゥオのパンチを喰らって腕が吹っ飛ばされる!
『すまねぇ! 避難する!』
仕方なく退場する味方の
こんなことが何度も繰り返されていた!
(こんな敵をどうすればよい?)
ダエテキオは冷静に相手を見定める。
そんな時に連絡が入る。
『ししし、どうする? 歌劇皇帝さん?』
桜吹雪のセテュムから連絡が入った!
『ソイダ! 無理よぉ! 撤退する?』
ワサパガーデンのツゥーメも逃げ腰だ。
(どうする? せめてあの装甲の秘密だけでわかれば……………………うん?)
ダエテキオがあることに気づいた。
(毛皮が剥がれ始めている?)
毛皮の
勿論、全体としては微少だが、何十体もの
ダエテキオが不敵に笑う。
「なあ、あの機体の毛皮が剥がれてないか?」
言われて、そこに気づく二人。
『確かに……』
『少し剥げてるわね……』
「あの装甲は毛皮から来るものだろう? ならば、あの関節の剥がれた所ならイケるかもしれん」
『げきムズじゃね?』
『でもやるとしたらそこね』
少しだけ勝機が見いだせた三人は声を上げる。
「今回の報酬は費用負担と魔王とその幹部の撃破が報酬だ。あの3機は確実に幹部級とみなされるだろう。そこを狙ってみないか?」
今回の討伐報酬は「費用負担」になっている。
そこに魔王討伐と幹部、および屍人討伐報酬になっているので、その辺はかなり大きい。
「このレベルなら、魔王討伐報酬も高い。幹部報酬もそれなりの額になるだろう。一回試してみないか?」
現在も居並ぶ乱破衆の攻撃をことごとく撃退している3機だが、これほどの強さになると討伐報酬もかなり高くなる。
実は怪獣討伐は、その被害規模に応じて報酬が上がっていくシステムになっている。
と言うのも怪獣はその戦力が未知数である場合が多く、被害が多ければ多いほど強いし、倒す意味は高い。
なので、これだけの強さなら、倒した報酬はおおきく跳ね上がる!
『ししし、それだけ試しても良いな』
『ソイダ! 頑張ってみる価値はありそうね』
セテュムとツゥーメも賛同している。
ダエテキオは静かに言った。
「とりあえず、私はあの緑色をやる」
『ししし、じゃあ、こっちは白いのだな』
『あたしは黄色ね』
互いに相手を決めてから、同時に言った。
『『「行こう!」』』
そう叫んで三隊は参戦した!
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