謎を秘めた美少女、真莉愛と、彼女に惹かれていく「私」の、あやうい交流が、丁寧に描かれています。教室、夕日、教会、それぞれの場所で描写される真莉愛の透明感すら感じさせる美しさと、彼女にのめり込むほど独占欲に支配されてしまう「私」の葛藤の対比は圧巻です。名に込められた意味が、少しずつ明かされていく場面も、物語に奥行きを与えています。はたして二人の「祈り」はお互いに届くのか……。